せっかく新しい家に暮らすのであれば、隣人とトラブルなく平和に過ごしたいですよね。
しかし、一見想像しにくいですが、自分の土地に他人の排水管が入り込んでいることでトラブルに繋がることがあります。
そこで今回は、排水管を巡って隣人とトラブルを起こさないための方法をご紹介します。
□他人の土地に排水管を通せるの?
そもそも、他人の土地に排水管を通すこと自体許されることなのか疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
結論をいうと、理由もなく勝手に設置はできませんが、状況によっては他人の土地であっても設置できるのです。
民法で規定されているのは、自分の土地よりも低い位置にある土地に排水を通過させられるということです。
これは余水排池権と呼ばれています。
もし水を通す低地にその土地の所有者がいる場合は、そこに住んでいる人にとって損害が最も少ない方法で排水管を通すように決められています。
しかし、それでも排水管が他人の土地を通っていることによって起こるトラブルは存在します。
他人の排水管が通っていることのリスクとして、その排水管が詰まる可能性があることや、詰まることによって修理工事が必要になることなどが考えられます。
□隣人とのトラブルを防ぐためには?
排水管に関する隣人とのトラブルを防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか。
このトラブルを防ぐために最も大切なのは、土地を購入する際に、事前にしっかり土地の確認をしておくことです。
土地の確認といっても、目で確認できる範囲でしか行わない方も少なくないでしょう。
しかし、他人の排水管が通っているかどうかは表面では確認できません。
そのため、地中までしっかり確認しておくことが大切なのです。
自分の土地に他人の排水管が通っている場合、もし将来家を建て替えるということがあっても、スムーズに進められない可能性があります。
また、その他人の排水管が漏れてしまっていれば、家の建設時に影響を及ぼす可能性もあります。
このことから、隣人との排水管に関するトラブルを防ぐためには、土地選びの際に事前にその土地を地中まで確認し、他人の排水管が通っているかどうか知っておくことが重要です。
□まとめ
今回は、排水管を巡って隣人とトラブルを起こさないための方法をご紹介しました。
自分の土地に他人の排水管が通っている場合はトラブルになることが考えられます。
皆さんもこの記事を参考にして、土地購入の際は事前にその土地の地中まで確認することを忘れないでくださいね。