住宅ローンの支払いを滞納してしまい、任意売却を考えているが、信用情報機関に登録されてしまうのが心配だという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、任意売却をすると信用情報機関に登録されるのかご紹介します。
また、任意売却の注意点についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
□任意売却をすると信用情報機関に登録されるのかご紹介!
結論から申し上げますと、任意売却をすることで信用情報機関に登録されてしまいます。
では、どれくらいの期間信用情報機関に登録されるのでしょうか。
ここからは、信用情報機関に登録される期間を場合別にご紹介します。
まず、任意売却でローンを完済した場合は、最大5年で履歴が消えます。
続いて、任意売却後に住宅ローン残債が残った場合です。
この残債は無担保ローンとして扱われ、債権回収業者へ支払いを続けることになります。
この場合、一度住宅ローンの返済を完了して新しいローンの返済を進めると判断され、完済できた時と同様に任意売却時から最大5年で自己情報は消されます。
ただし、新たなローンを返済中という情報は消えませんし、返済を滞納すると新たにブラック情報が掲載されます。
最後に、任意売却後に自己破産をした場合です。
任意売却後に自己破産をすると、ローンの滞納歴より自己破産履歴の方が影響が大きくなります。
自己破産情報が信用情報に掲載されるのは、最大5~10年となります。
□任意売却の注意点をご紹介!
ここからは、任意売却の注意点を2つご紹介します。
1つ目が、連帯保証人に連絡・請求があることです。
連帯保証人は共同体とされるので、任意売却をしてローンが残ると、ローンを組んだ時の連帯保証人にも債務が請求されます。
つまり、言い出しにくいとは思いますが、任意売却には連帯保証人の協力が必要になる場合があるのです。
特に、離婚した元妻などが連帯保証人の場合は注意が必要です。
なかなか連絡が取れないと任意売却をスムーズに行えず、大きなブレーキとなる可能性があります。
2つ目が、そもそも売れないかもしれないというリスクです。
任意売却は、売却が確約されていません。
買主が見つからない限り売却できない点においては、通常の不動産売買と同様です。
既に住宅ローンを滞納していると、売れなかった場合は競売となるので、要注意です。
□まとめ
今回は、住宅の任意売却を考えているが、信用情報機関に登録されるのが心配だという方に向けて、任意売却をすると信用情報機関に登録されるのかご紹介しました。
また、任意売却の注意点についてもいくつかご紹介しました。
その他ご質問や相談等ありましたら当社までお気軽にお問い合わせください。