ローンの支払いが滞っているが、競売は何としてでも避けたいとお考えの方には、任意売却の検討をおすすめします。
しかし、任意売却の流れについてよくわからず、なかなか手が付けられないという方も多いでしょう。
そこで今回は、任意売却の大まかな流れと任意売却に必要な書類をご紹介するので、参考にしてください。
□任意売却の大まかな流れをご紹介!
ここからは、住宅ローンが延滞してから任意売却までの大まかな流れを4ステップでご紹介します。
1ステップ目が、不動産業者との仲介代理契約です。
特定の不動産業者と専属専任媒介契約を締結します。
この時点で、他の不動産業者に依頼したり自分で買主を見つけたりできなくなりますので、慎重に検討しましょう。
2ステップ目が、不動産の査定・配分交渉です。
仲介業者が現地を調べ、売却価格を査定します。
通常は、債権者が納得した上で確実に売れる価格が設定されるため、住宅ローンの残債務は考慮されません。
次に、不動産に担保をつけている債権者と「いくらで担保を抹消してくれるか」を交渉します。
3ステップ目が、購入希望者探し・売買契約です。
債権者と合意が取れたら、不動産を売り出します。
売り出し方としては、仲介業者が一般の物件と同様にチラシやインターネットで広告を出します。
そして買い手が見つかれば、売主と買主の不動産業者が立ち会い、売買契約書を取り交わします。
4ステップ目が、決済です。
売買契約から約1ヵ月後、銀行に債権者や司法書士などが集まって売買代金の決済、並びに買主名義へ所有権移転登記を行います。
□任意売却をする際に必要な書類をご紹介!
ここからは、任意売却をする際に必要な書類を2種類に分けてご紹介します。
1つ目が、物件購入時に受け取った書類です。
以下のように、建物や土地の広さ、築年数などが記載された書類があれば準備しましょう。
・建物の図面
・土地の測量図
2つ目が、債権者や裁判所からの書類です。
ローンの滞納状況などを確認するために必要な書類です。
具体的には、以下のような書類です。
・残高証明書
・金融機関からの督促状
・代位弁済の通知書
・裁判所からの競売開始決定通知書
□まとめ
今回は、ローンの支払いが滞っているが競売は避けたいという方に向けて、任意売却の大まかな流れについてご紹介しました。
また、任意売却をする際に必要な書類についてもご紹介しました。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
その他ご質問や相談等ありましたら当社までお気軽にお問い合わせください。